No.30 サプライチェーン・マネジメントと鉄道コンテナ輸送 【調査研究報告22】
ITの活用により、荷主企業は、サプライチェーン・マネジメントによる生産・物流管理の高度化を進めている。近年では、サプライチェーン・マネジメントにおける物流をサプライチェーン・ロジスティクスと呼ぶようになってきた。
この、サプライチェーン・ロジスティクスにおける貨物鉄道利用の現状は、サプライチェーン・マネジメントの先進メーカー内部の自社物流拠点間の在庫補充にほぼ限定されている。
そのため、荷主のサプライチェーン全体を検討した上で、サプライチェーン全体の中に効果的に貨物鉄道輸送を組み込むことで、より積極的に貨物鉄道利用の促進を図る方策を検討した。
貨物駅内または、周辺の物流拠点において、小ロットの貨物を混載し、逆に、大ロットの貨物を小分けする機能があるサード・パーティー・ロジスティクス(以下、3PL)事業者と協力することが重要であることを提言した。これにより、ミルクランで小口貨物を集め、発駅で大ロット化し貨物鉄道で幹線輸送できる。また、着駅において、大ロットの貨物をクロスドッキングし、小分けにして顧客に配達することもできる。
また、今後の可能性として、化成品の港湾倉庫での3PL事業への展開や、大都市圏への消費財供給3PL事業者の、貨物駅の誘致等が挙げられることを提言した。



調査報告書
経済と物流の動向

