No.32
調査研究報告 24
省エネルギーな輸送形態の研究 (要約)
【要旨】
本研究では、荷主企業等の物流部門の担当者にアンケート調査を行い、省エネルギーな輸送形態への取組みに関して尋ねた。①輸送に係るエネルギー使用の合理化対策としては、車両の大型化や船舶輸送への転換が特に取組まれていること、②輸送に係るエネルギー使用の合理化対策を選択する際には、CO2排出量やエネルギー使用量の削減効果が高いことはもちろん、顧客へのサービス水準を低下させないことが最も重視されていること、等が明らかになった。また、省エネルギーな物流事例を文献調査によりケーススタディしたが、鉄道輸送へのモーダルシフトにおいては、コンテナの大型化や共同物流を併せた例が多いことが分かった。鉄道輸送へのモーダルシフトにおいては、コンテナ大型化や共同物流等の対策と組み合わせることにより、輸送が増加することが想定される。
1.研究の目的
地球温暖化等の環境問題への対応、改正省エネルギー法の施行などにより、荷主企業等においては、省エネルギーな輸送形態への取組みが行われている。荷主企業や物流事業者の立場においては、環境負荷が低いだけではなく、コスト削減や物流の効率化に貢献する輸送形態が望まれていると考えられる。
現在、輸送に係るエネルギー使用の合理化のためにどのような輸送形態が実施されているのかを分析するとともに、鉄道貨物輸送の拡大のためには、どのような輸送形態の組み合わせやサービスが必要であるのかを検討することが、この研究の目的である。



調査報告書
経済と物流の動向

