No.38 物流施設の機能と配置に関する研究 【調査研究報告30】
世界経済の後退を受け、物流コスト削減のトレンドが継続している。荷主企業は、従来の物流の枠組みを超えた新たな仕組みによる効率化を求めている。荷主企業においては、ピッキングの効率化や積載率の向上等、物流拠点を活用した効率化に関心を持っている。
今後、物流拠点を核とした物流効率化が進展する状況を把握し、輸送モード別に物流拠点の現在の配置状況とその機能の現状を分析し、貨物鉄道の物流拠点を活用した物流効率化について検討することを本研究の目的とした。
(調査項目)
1.物流拠点の定義・概要
各モード毎に特性と機能が異なっている「物流拠点」につき、定義するとともにその機能を分析する。
2.トラックの物流拠点
トラックの物流拠点の配置状況と機能
3.港湾の物流拠点
港湾の配置状況と機能
4.航空輸送の物流拠点
航空輸送の物流拠点の配置状況と機能
5.貨物鉄道の物流拠点
貨物鉄道における物流拠点の利用状況の分析。他の輸送モードとの比較
6.まとめ
貨物鉄道における物流拠点を以下のように改良することにより、物流拠点の機能を活かした鉄道貨物輸送の活性化を図る。
(1)上屋付き荷捌き場のクロスドッキングポイント化
(2)駅近くの倉庫を用いたジャストインタイム輸送
(3)留置機能を活かした貨物の集約・輸送枠活用
(4)ミルクラン等を通じた大ロット化・効率性向上
(5)JR貨物グループ会社保有倉庫の高度化、流通加工機能の付与



調査報告書
経済と物流の動向

